大学休学 「自己研鑽」の旅大学休学 「自己研鑽」の旅~プロローグ・大学2年生~ 大学を2年の間過ごした。 就職に有利になるとコンピュータ関係の専攻をとったものの、 未だに何も決められない自分。 ---このままじゃヤバイな。何かを変えなくては。 幸いにして、私には目標となる先輩がいた。 私の住む学生寮の寮長Kさん。 彼は1年休学し、カナダを旅した。 はきはきとした口調。 常に明るく、リーダーとして寮生を牽引する力をもっていた。 決して『休学すればKさんのようになれる』と思ったわけではない。 しかし、このままあと2年をすごしたなら、おそらく何も変わらないだろう。 変わる『きっかけ』を私は『休学』に求めた。 幸いにして親の承諾はどうにか得ることができた。 担当教官の許可も得ることができた。 大学への手続きは意外と簡単だった記憶がある。 休学の理由には学生係の職員のアドバイスでこう書いた。 『自己研鑽のため。』 じこけんさん。そこで初めて知った言葉だった。 大学が春休みに入る2月末からの大まかな予定はこうだった。 2月末からまずは働いてできるだけお金を貯める。 6月に韓国で開催されるトライアスロン大会へ参加すること。 その後にワーキングホリデイビザを使って外国に行く。 (当時はカナダ・オーストラリア・ニュージーランドの3ヶ国のみ) 行けるなら、グランドキャニオンを見に行こう。 たくさん働き、いろいろな経験をして自分の将来への目標を定めよう。 そんなふうに思い描いていた。 お約束だが、予定通りには行かなかった。 ~旅 その1へ続きます~ |